西域の大都会・ウルムチ




5月19日(土)専用バスで182kmの先にあるウルムチに。
この日は朝から生憎の黄砂日和。風が強く黄砂が覆って2時間も高速道路が
閉鎖されてしまった。

 ウルムチとはウイグル語で「美しい牧場」という意味。ウイグル族や多くの少数民族が
暮らす所。 石油が産出する関係から新疆ウイグル自治区第一の都市で、世界でも最も
内陸にある大都市とも言われている。
市の中心部は近代的な高層ビルが立ち並び人口220万人の大都会だった。

 ウルムチは天山山脈の北麓に位置し郊外には天池など雄大な自然に包まれている自然の豊かな所。敦煌・トルファンは砂漠地帯の降雨量の少ない地帯で樹木が白けていたのが急に緑が豊かになった。

   

一路西へ西へと進む高速道路 昔はラクダの隊商が苦労して進んだであろう


荒涼とした地方から段々と緑が濃くなっていく地方へ 可愛いパオが見えてきた


天池に昇る途中の湖は乾燥地帯には見られなかった緑豊かな風景だ



万年雪の残るボグダ峰に佇む湖 「天池」は
崑崙山に住む神話上の女神「西王母」が鏡として使った伝説の湖
である


天池の傍にあった由緒ある楼門


ウルムチ市の丘にある「紅山」は市民の憩いの場所


ウルムチは石油の産出によって急速に発展している大都市である


目を見張るような近代都市の建物と古い建物が同居していた


 
新疆ウイグル自治区博物館は立派な建物だった。
古代シルクロードの文化財やミイラなどの出土品が展示されていた。



     ウルムチ国際空港にて遂に帰国の時となった。過酷な日程でもあったが、
     何だか心に響く貴重な体験をした。人間の本質を考え、原点に戻れるとても
     有意義な旅がシルクロードの旅だったように思えた。

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